加齢臭対策は原因の把握が重要
「自分から加齢臭がしているのでは?」「旦那の加齢臭が我慢できない」など、それぞれでちがった悩みがあると思います。
加齢臭が発生する原因や抑制するための対処法は、他のページでも詳細に書いていますが、原因と対策の要点を簡単にご説明します。
まず、加齢臭は年齢を重ねると誰であっても避けようのない体臭です。
加齢臭の原因はノネナールという物質で、年齢と共に多く発生しやすくなります。更にタバコの臭い、口臭やその他の体臭が加わると、他人が感じる臭いはきつくなります。
ノネナールはパルミトオレイン酸と過酸化脂質によって作られ、パルミトオレイン酸は脂質を多く含む食事を摂ることで増加します。過酸化脂質は活性酸素が関わりますから、活性酸素を増やさないことがポイントです。
ノネナールが発生する要因になる主たるものにはストレスや食生活、あるいは運動不足などがあります。この中でもストレスは加齢臭の大きな原因になります。
ストレス解消になることを行うことや健康維持のためにも生活習慣の見直しはとても大切ですが、最初に行うべきなのは体の内部ではなく外部から、つまり肌から出る臭いの消臭です。
肌の臭いを改善するには加齢臭用の石鹸やボディソープを使う、消臭効果のあるシャツを身につけるなどがあります。
加齢臭に効く香水を探している方もいますが、香水やコロンで臭いでごまかそうとすると逆効果になる可能性が高いのでおすすめできません。
加齢臭は中高年以降に起こる
加齢臭は主に40代以降の中高年特有の臭いを指し、男性でも女性でも誰であっても起り得る体臭です。ある条件でしか起らない特別なにおいというわけでもありません。
中高年にあっておかしくない臭いとはいえ、無臭が当たり前の時代です。気付かずにいるとスメハラにもなりかねません。実際に中高年の男性のほとんど(約8割)は、自分の臭いを気にしているといわれます。
ストレスになるほど注意する必要はありませんが、歳のせいと諦めず原因を把握して改善を行いましょう。無臭になるのは不可能でも、減らすことは決して難しいことではありません。
加齢臭がし始めるのは何歳からという定義はありません。男女共40代以降で発生します。しかし、20代であっても「自分から加齢臭がしているのでは?」と考える方も多いようです。
若者も「スメハラだ!」と騒がれる世間の風潮に敏感になり過ぎている方が多いのでしょう。30代なら加齢臭予備軍だとしても、20代で加齢臭がすることはあり得ません。
20代の場合、汗臭いツンとしたニオイを加齢臭だと勘違いしています。いずれにしても臭いの原因は加齢臭以外にあります。体臭の原因は食生活や入浴の回数が少ないなど生活習慣などにあり、年齢に関係なく根本は同じです。
誰でも汗をかけばかくほど汗臭がひどくなります。しかし、スポーツをしてかいた汗はよい汗と表現します。まさしくその通りで、よい汗か悪い汗かで臭いも大きく違います。
日頃の運動不足やエアコンに頼りすぎた生活で発汗の機会が減少すると、皮膚の常在菌を増やすミネラル分を含んだ臭いのする悪い汗になります。汗をかかないと汗腺に老廃物もたまり発汗時の汗臭さを加速させます。
運動をする機会を増やしたりエアコンに頼りすぎないようにし、べたべたとした悪い汗ではなくサラサラとしたよい汗をかくことも予防につながります。
加齢臭はどんな臭いなのかわかってない
20代や30代で加齢臭の臭いがしていると勘違している人が多いのは、加齢臭がどんな臭いなのかを理解していないからです。
とはいえ、臭いの感じ方は人それぞれです。いい匂いと悪臭を判断するように単純ではありません。
加齢臭がどんな臭いなのかを言葉で表現するのは難題で、「古くなった天ぷらのニオイ」や「ポマードのニオイ」「チーズのニオイ」などで表現されます。中には「枯れ草の匂い」と紹介されている場合もありますが、「枯れ草の匂い」がどんな匂いなのか筆者は想像も付きません。
どのニオイも似ているとはいい難いのですが、強いて共通項を探すと、どれも油っぽいニオイということになります。40代以上で脂っぽいニオイがしていれば加齢臭の臭いと思ってよいと思います。
自分の臭いが気になるという方は、ティッシュで皮脂が出やすい場所の「首の後ろ」や「額」などをぬぐって、臭いをチェックしてみましょう。
背中も臭いが出やすい場所なので、着ていた服の背中側を嗅いでみたり枕の臭いをにおってみたりすると、周りの人が感じている自分の臭いがわかります。
加齢臭対策のコツ
そもそも無臭の人間はこの世に存在しません。問題になるのは臭いの強弱です。わずかな臭いであれば気にならなくても、臭いがきつければきついほど相手に不快感を与えてしまうという当たり前の理屈です。
それはよい匂いでも同じです。大半の人が好意的に感じるよい匂い、例えば香水の匂いもほのかに香るなら心地よく感じても、きつければ悪臭に変わります。
どんなに努力しても体臭を完全になくすことは不可能です。しかし、対策をすることで臭いを減らせます。行なうべきことを行って自信を持つことが大切です。
自分のにおいをチェックしても納得でき、私は無臭であると勘違いするほど改善すればよいのです。そうすると恐怖にまで感じてしまう他人の目線も気にならなくなります。
加齢臭は多くの方が想像するような男性特有の臭いではありません。ただし、女性よりも男性の方が皮脂腺の活動が活発なため、原因になるノネナールが出やすいのは事実です。
これには男性ホルモンが関係しており、臭いにつながる皮脂の分泌を多くすることに原因があります。
女性も男性ホルモンが分泌されますが、男性と比較すると少ないため、男性の方が加齢臭がもともとしやすいのです。
加えて女性ホルモンのエストロゲンには、抗酸化作用があり加齢臭を抑えます。これも女性に加齢臭がしにくい理由のひとつですが、更年期以降エストロゲンは減少してしまいます。
男女のホルモンなどのちがいだけでなく、男性より女性の方が臭いがしにくい理由がもうひとつあります。女性はにおいに対して男性より敏感です。
他人の臭いもチェックしていますが、自分のにおいも敏感に感じ取って、完璧なほどに対策します。ここが加齢臭を少なくできるかどうかの一番重要な部分です。
男性は「少し位臭いがしたって問題ない」「入浴していれば十分だ」「スメハラなんて俺には関係ない!」などと簡単に考えてしまいがちです。
よい意味では肝っ玉が据わっているともいえなくもないですが、自分に対して大らかになるのではなく、他の人に不快な思いをさせていないかと考えましょう。
しかし、嗅覚は慣れが生じてしまうため、自分からどんな、そしてどれ程の臭いがしているのかはっきりと認識することはできません。
対策しても果たして効果があったのかどうかも、自分では判断し辛いということです。数値化できる測定器も販売されています。でも、ちょっと買ってみて測るには高額です。悩みの解決はひとりで頑張らず相談相手がいる方が楽になります。
デリケートな問題ですから気軽には相談しにくいと思いますが、的確な判断をしてもらえるパートナーを探してみましょう。
相談に適しているのは男性より女性です。においに鈍感な男性より、においに敏感な女性の方が的確な答えを出してくれます。日常より自分の臭いに気を遣っている女性ですから、男性では思いつかない多くのポイントを教えてくれるはずです。
あなたに特定のパートナーが存在し、あなたが「もしかして加齢臭の臭いがしているのでは?」と思った時点で、パートナーはすでに気付いている確率が高いと思います。
結婚していて奥さんが洗濯をしているのであれば、衣類に染み付いた加齢臭をどうやって落としたらいいのかなど、口に出さなくても影で苦労しているかもしれません。
迷惑にならないよう注意するようにしようと考えても、「具体的に何をすればいいの?」と悩む必要はありません。すぐに加齢臭の消臭や予防を考えて作られている石鹸やボディソープを使いましょう。
ただ石鹸を使うだけではなく、原因になる皮脂が出やすい部分を認識して重点的に洗うことも必要です。また、使用する石鹸は効果ができるだけ持続しやすいものを選びましょう。
以上の内容をまとめると
- 加齢臭は女性より男性の方がしやすい
- 男性より女性の方がにおいに敏感で対策も積極的に行う
- 結果はにおいに敏感な女性に判断してもらう
- まず加齢臭用の石鹸で対処する
加齢臭を予防するには
加齢臭を防ぐため最初に行うおすすめの方法は、専用の石鹸を使うことに尽きます。加齢臭の対策グッズにはサプリで体内から臭いを抑える方法や、香水などで誤魔化す方法、頭部には効果のあるシャンプーを使う方法など様々です。
最初の対処として石鹸をおすすめするのは、肌から発生するニオイをなくすのだから、臭いに直接作用して効果があるのは間違いないという理由と、使っている石鹸を変えるだけという手軽な方法のためです。
だた、筆者自身が色んな種類の石鹸を使ってみて思うのは、石鹸の選び方が最も重要だということです。選び方としては、有名なブランドのものだからとか値段が安いからとかという視点では選ばないことです。
価格が安いに越したことはもちろんありませんけど、専用に作られている他の石鹸と比較して、桁がひとつ少ないものはやっぱりそれなりです。手品でも使わない限り、そんなに安くて同じような効能があるものを作れるはずがありません。
消臭するため、あるいは肌によい成分を使うため、時間が経っても継続して臭いがしないよう予防できる成分、これらを使ったら製造コストは当然上がります。
また、有名なメーカーでそれなりの価格がする石鹸であっても、「これって効果ないやん」と思ったものもいくつかあります。
特にテレビでよく目にしたり広告宣伝費を湯水のごとく使っている製品は、コストを下げる企業努力ももちろん行っているでしょう。
しかし、利益を出すためには生産コストを圧縮する他ないのですから、効く成分がこれだけ入ってますと宣伝していても、配合量を減らしたり品質を落とすなどしなくてはなりません。
それに忘れがちなのが体臭は加齢臭だけではないということ。臭いを消したいから専用のものを使うのは当然だとしても、他の体臭も同時に抑えてくれないと改善できたとはいえません。
加齢臭の臭いはもちろん他の体臭に対しても、1日のうちできる限り長い時間効果が持続するものを選ぶ必要があります。
筆者が今使っている石鹸は、ファンガソープです。加齢臭以外の臭いも無くし肌にも優しい成分がたくさん入っています。
ファンガソープ
加齢臭対策にはもちろん、汗の臭いも防ぎ、シャンプーとしても使えるので、加齢臭はもちろん頭皮の臭いの原因になる脂漏性皮膚炎の悩みも解決してくれています。多くの臭いと肌の悩みを一本で解決してくれる、アメリカ製のボディソープです。
加齢臭対策用の石鹸を使ってなるべく効果的に加齢臭を減らしたいものです。そのためには皮脂が多く出る部分を注意して洗いましょう。皮脂が出でやすい場所は、頭皮、Tゾーン、耳の後ろ、首の後ろ側、脇、胸と背中です。
悪者のような皮脂も皮膚を保護してくれる役割があります。力を入れてきれいさっぱり落とすのではなく、体内から出やすい場所を洗い残さないことが大切です。
食事にも気をつける
石鹸やボディソープなどを使った外からの対処法には即効性があります。でも、体内のニオイの元には対処できません。
加齢臭の原因になる欧米化した食事や運動不足、あるいは喫煙などの生活習慣も見直さないと本当の改善にはなりません。健康的な生活が加齢臭の予防につながります。健康のためを考えても実行すべきです。
加齢臭の原因になるのは資生堂が発見したノネナールという物質です。年齢を重ねると悲しいかな、ノネナールが出やすくなるのは紛れもない事実です。
しかし同じ年代の人でも臭いの強弱があるのも事実です。体質なども関係するでしょうが、やはり大きく関係するのはノネナールを増やすような生活をしているのか、そうでないのかということになります。
ノネナールを増やさないために
- パルミトオレイン酸を増やす肉類を中心にした食べ物を和食中心にした食事に切り替える
- 活性酸素を増やす原因になるストレスをできるだけ避ける(紫外線や喫煙なども増える原因です)
- 活性酸素を減らすビタミンC、Eを含む食べ物や食物繊維を積極的に摂る
以上はあくまで概略です。詳細は当サイトのそれぞれのページを参照ください。
加齢臭を指摘されたら素直に
家族に加齢臭がしていると指摘された、あるいは恋人に指摘されて、このサイトにたどり着いた方が大勢いらっしゃると思います。
「そんなに大したことではないのでは?」とか「そんなに傷つくことをいわなくても」などと思ったかもしれません。あるいは、ショックでどうしようもなく落ち込んでしまったかもしれません。しかし、指摘する側も簡単に指摘したのではないことを理解してあげましょう。
逆の立場であったらどうかと考えるとわかると思いますが、指摘する側も簡単に発言したのではないはずです。指摘するからには、相手を考えるとそれ相当の覚悟が必要です。
指摘したら傷つくのではないかと散々悩んだ末の発言のはずです。ですから、いわれたことに反感を持つのではなく、素直に受け止めましょう。
においには慣れが生じますので、自分の臭いに気付くことができにくいのです。全く自覚していないのに誰かに指摘されたのであれば、自分で気付いていないだけです。勇気を持って指摘してくれたと考えましょう。
もし指摘しようとしている方がこのページをご覧になっていればお願いがあります。体臭=不潔とも捉えられることもあります。嫌な臭いがしていると指摘され傷つかない方はまずいません。
ショックが大きければ、もちろんその方の性格などにもよりますが、体臭恐怖症あるいは自己臭恐怖症といわれる対人恐怖症になってしまう場合もあります。
何ともないような素振りを見せる方もいるかもしれませんが、やはり少なからずショックを受けているはずです。できる限りやんわりと伝える、そして的確なタイミングでそっと教えてあげてください。
その人のことをどうでもよいと思っていれば避けるだけで十分です。でも、あなたがその人に注意するのは、相手が大切で放っておけないからです。その気持ちはきっと伝わります。
加齢臭は使っている石鹸を変えるだけでも悩んでいた毎日を明るくできます。加齢臭の防止・肌の保護・抗菌作用などの成分を含んでいる石鹸を使うと、あなたも爽快な気分になることができます。⇒⇒⇒加齢臭対策が期待できるボディソープはコチラ!
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