加齢臭を気にし過ぎると逆効果
中高年男性の約8割は加齢臭を気にしているといわれていますから、体臭恐怖とまではいかなくても、自分のにおい(加齢臭があるのではないか)が気になる方がたくさんいらっしゃると思います。
ですが、自身の体臭が気になるのであっても神経質になり過ぎると、かえって逆効果になってしまいます。これは加齢臭に限らず、他の体臭にも共通していえることです。
以前は「体臭なんてそんなの気にしないぜ」という中高年男性が今よりも多かったような気がしますね。ですが体臭などの臭いに周りの目は時代と共に厳しくなり、特に世の女性の厳しい目は無視できない状況です。
「スメルハラスメント」を略した「スメハラ」という言葉さえあるります。臭いで他人に迷惑をかけているという意味なのですが、スメハラの対象になるのは体臭に限らず香水のきついにおいであったり、服の柔軟剤のにおいであったりさえします。
誰にとっても不快に感じる臭いを出していれば、もちろん発する側に問題がありますが、それぞれの立場をお互いに理解し合い、もう少し寛容な気持ちになればスメハラなんて言葉もできなかったでしょう。
特に香水などは特に好みが別れるものです。誰であっても不快に感じるように度が過ぎる香水のにおいをさせるのはいけませんが、日本人はにおいに敏感になり過ぎていると思います。
ストレスは加齢臭を悪化させます
加齢臭の場合には、ストレスが大きな原因になってしまいますから、加齢臭を気にし過ぎれば・・・「ストレスが溜まっていく⇒活性酸素を増やす⇒加齢臭の元になるノネナールを作ってしまう」という悪循環に陥ってしまいます。
場合によっては、仕事などでの対人関係が上手くいかないのは、自分の体臭が原因になっていると思い込んでしまうというようなケースもあります。そうなれば自己臭恐怖症・対人恐怖症といえる症状ですから、専門家に相談する必要が生じます。
そもそも加齢臭を気にしているのであれば、自分の体臭に気を遣って対策をしているということですから、気にせず(といっても難しいから悩みになるのですが)自分は他の人の迷惑になるような臭いは発していないと、自信を持っていいと思います。
自分の臭いには鼻がなれてしまい正確な判断はできません。どうしても自分から加齢臭がしているのかどうか気になるのであれば、思い切ってパートナーなど身近な人に判断してもらうのが一番です。
自分が気になると思っていても、そうでなければ安心できます。もし臭いが本当にきついのなら、加齢臭の対策をしたその後の結果も正確に判断してもらえます。