加齢臭がするのは女性も同じ
加齢臭、別名おやじ臭ともいわれる(本当は加齢臭とおやじ臭は違うものです)言葉からイメージするのは、当然のことながら中高年の男性ですね。しかしこれは間違いであり、同じ年代の女性から加齢臭がしたとしても、まったく不思議ではないのです。
加齢臭は男性特有のにおいではなく、多くの方がイメージしている加齢臭と本当の意味での加齢臭には少し食い違いがあります。
確かに男性より女性の方が臭いが軽い傾向があります。けど、加齢臭は加齢とともに起こりやすい臭いであり、女性に加齢臭がないわけではありません。
ではなぜ加齢臭がおやじ臭といわれているのかというと、加齢臭を含む体臭対策には女性より男性の方がうといということがひとつの理由です。周りを見渡しても、体臭なんか我関せずと気にしていない男性の方が多いと思います。
女性はデオドラント用品や香水などを使って、美容ばかりでなく自分のにおいにも心配りをしています。逆に考えると男性も自分の臭いにも気を配ることで、多くの女性のようにほとんど気にならない程度に加齢臭を抑えることができるということです。
加齢臭は男女平等です
加齢臭は男尊女卑などということはせず男女平等です。加齢臭が起こる原因も男性と全く同じですから、女性の加齢臭対策も男性と全く同じです。加齢臭の原因も男性と同じノネナールです。
加齢臭に関係する人間の持つ体の働きで男女差があるのは、男性ホルモンと女性ホルモンの働きによるものです。女性ホルモンであるエストロゲン(卵胞ホルモンとも呼ばれる)は、抗酸化作用があります。この女性ホルモンには、加齢臭の原因になる酸化を抑える働きがあります。
加齢臭の原因物質であるノネナールの発生には皮脂の分泌が関係していまが、男性ホルモンは皮脂の分泌を促し、結果的に加齢臭の臭いを増やしてしまいます。
エストロゲンは妊娠に関係していたり、女性らしい体を作ったり自律神経を安定させる働きがあったりと、女性にとってなくてはならないホルモンです。しかし、更年期以降に減少してしまいます。ちょうど加齢臭が気になる年齢と重なっています。
女性も20代や30代で加齢臭がする可能性があると書かれていることもありますが、もしこの年齢で加齢臭の様な臭いがするのであれば、肉類など皮脂腺の活動が活発になる食生活であったり、不規則な生活が習慣になっていたり、ストレスフルな生活などが原因の酸化した脂っぽい臭いである可能性が濃厚です。
女性用の加齢臭対策製品は少ない
加齢臭対策として販売されている石鹸を中心とした用品には、女性用のものをほとんど見かけません。いかにも男性向けという石鹸であったりボディソープであったりすると、女性はさすがに買いにくいと思います。
特に頭皮からの加齢臭を予防するためには、シャンプーが重要になりますが、男性向けのシャンプーでは髪を大切にする女性にとって不満が残ると思います。ヘアケアを十分に行うためには自分好みのトリートメントなどを併用することで対応しましょう。
通販を利用して加齢臭対策石鹸を購入するなら、筆者が使って効果を感じた2種類をおすすめします。
女性が使っても満足できる香水の様な香りの石鹸サントリープラスデオや、石鹸ではなくボディソープが好みであれば、ほのかなユーカリの香りのクリアネオ・ボディソープがおすすめです。
いずれにしてもあまりよい言葉とはいえない加齢臭も、気配りを行って対策をするのとしないのとでは、相手に与える印象も大きく変わります。男性であろうと女性であろうと中高年といわれる年齢になったら、加齢臭の対策を行う必要があります。