無理なダイエットはダイエット臭を起こす
加齢臭が目立ち始める年齢というのは、男女共通で40才を超える年齢からですから、同時にダイエットが必要になるメタボリックシンドロームも気になる方も多いと思います。ダイエットをする時に間違ったダイエットを行ってしまうとダイエット臭を起こします。
ちなみにメタボリックシンドロームは、日本語では「内臓脂肪症候群」と呼ばれるもので、WHOによって1998年に、日本では2005年に診断基準が定義された概念です。
メタボリックシンドロームには、「内臓脂肪型肥満」「高血圧」「高血糖」「高脂血症」以上4つの危険因子があり、まず「内臓脂肪型肥満」に該当し、その他の2つ以上の危険因子にも該当するとメタボリックシンドロームと診断されます。
メタボ対策では、ダイエットを考えなければなりませんが、無理なダイエットは体臭の原因となるばかりか危険な行為です。次々に新しいダイエット方法が考案され流行りますが、本当に効果のあるダイエット方法があるのであれば、そんなに次々に新しい方法が出てくるのはおかしいのでは?と筆者は思います。
間違ったダイエットはダイエット臭を起こす
運動を取り入れず食事を制限するだけのダイエットを行うと、ダイエット臭と呼ばれる臭いの原因になります。ダイエットには様々な方法がありますが、ダイエット臭がするようなダイエットは間違ったダイエットです。
人間の体は栄養が不足すると危険な状態にならないよう、中性脂肪を燃やして不足した栄養を補おうとします。体内で燃焼された中性脂肪は、臭いのある脂肪酸に変化ます。ダイエット臭はどんなにおいなのかというと、ダイエットの段階で変化します。最初の段階では脂肪酸が汗と一緒に排出され汗臭い臭い放ちます。
続けて食事制限を行っていると、疲労物質である乳酸が体内に作られるようになります。この乳酸はアンモニアが一緒に汗から排出されるため、アンモニア臭がするようになります。
ダイエット臭の最終段階では脂肪酸の臭いがよりひどくなって、甘酸っぱさのあるケトン臭といわれる臭いがするようになります。ケトン臭もひどくなっていくと体臭のみならず口からも尿からも臭いが現れます。
健康的にダイエットするためには、カロリー制限を行ったとしても栄養バランスのよい食事を心がけることや、運動を取り入れたダイエットを行うようにしましょう。
無理なダイエットを行って健康を損ねてしまったら、何のためのダイエットなのか意味を失ってしまいます。ダイエットに限らず無理な行為はプラスになる効果は確かにありますが、マイナス面の方が大きくなる可能性の方がはるかに高いものです。